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里地・里山だいはっけん
里地・里山について
里地・里山は、はるか昔から人と自然がいっしょにくらしてきた場所。
さまざまな動植物との出会いや、昔の生活体験など、
たくさんの感動とおどろきが待っているよ。
そのほんの一部を、このWebサイトで紹介しよう。
そこから先は、ぜひ里山に行って、発見してみよう。
里地・里山って、どういうところだろう
昔の人々は、森などがあったところを切り開いて田畑をつくり、食料を得てきました。また、生長が早くて、いろいろな用途に使える木を植えた「雑木林」をつくり、そこから炭の原木や、まき、生活に必要な材などを得て、生活を支えてきました。このように、農業により生活を支えてきた場所のことを里地・里山(さとち・さとやま)と呼びます。そのうち里地は田畑や民家があるところで、里山は田畑とつながっていて、まきや炭の原木などを得る山のことです。
里地・里山は人々が切り開いたり、木を植え替えたりした場所なので、”手つかずの自然”ではありません。ところが、水田やしっ地、ため池、草地、落葉広葉樹林などのさまざまな環境が生まれたため、それぞれの場所を好む生き物や植物が、たくさん生息できるようになりました。 人が手を加えて管理をしてきた場なのに、自然が豊かになった例は世界的にも珍しいので、「里山」をローマ字で表現した「SATOYAMA」は、世界でも使われる言葉になっています。
ツユクサ
道ばたなどいたる所に生え、7月から9月ごろに花をさかせます。古くから愛されてきた花で、日本で一番古い歌集『万葉集』にも、「月草」という名前で登場しています。名前はこのツキクサが変化してツユクサとよばれ...
ツリフネソウ
水辺やしめった土地で育つ植物です。夏の終わりから秋にかけて、ほかけけ船のような花をつり下げるようにさかせるので、ツリフネソウとよよばれています。タネは人や生き物などがちょっとふれるだけで勢いよく飛びま...
ヨモギ
日本全国の日当たりのいい野原や道ばたなどで育ちます。キクの仲間で、夏には目立たない小さな花をさかせます。独特なかおりがあり、昔間人は春につんだ新芽をおひたしやしる物の具、草もち、天ぷらなどにして食べま...
オオイヌノフグリ
2月から5月に、コバルト色のかわいい花をさかせる植物です。ヨーロッパで生まれ、1890年ごろに日本で野生化したと考えられています。日本には昔からイヌノフグリという植物があり、それよりも花が大きいので、...