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里地・里山だいはっけん
里地・里山について
里地・里山は、はるか昔から人と自然がいっしょにくらしてきた場所。
さまざまな動植物との出会いや、昔の生活体験など、
たくさんの感動とおどろきが待っているよ。
そのほんの一部を、このWebサイトで紹介しよう。
そこから先は、ぜひ里山に行って、発見してみよう。
里地・里山って、どういうところだろう
昔の人々は、森などがあったところを切り開いて田畑をつくり、食料を得てきました。また、生長が早くて、いろいろな用途に使える木を植えた「雑木林」をつくり、そこから炭の原木や、まき、生活に必要な材などを得て、生活を支えてきました。このように、農業により生活を支えてきた場所のことを里地・里山(さとち・さとやま)と呼びます。そのうち里地は田畑や民家があるところで、里山は田畑とつながっていて、まきや炭の原木などを得る山のことです。
里地・里山は人々が切り開いたり、木を植え替えたりした場所なので、”手つかずの自然”ではありません。ところが、水田やしっ地、ため池、草地、落葉広葉樹林などのさまざまな環境が生まれたため、それぞれの場所を好む生き物や植物が、たくさん生息できるようになりました。 人が手を加えて管理をしてきた場なのに、自然が豊かになった例は世界的にも珍しいので、「里山」をローマ字で表現した「SATOYAMA」は、世界でも使われる言葉になっています。
カラスウリ
名前の由来は、カラスが好んで食べるから。でも、本当はカラスの大好物ではありません。「カラスが食べ残すからカラスウリ」という説もあります。夏の夕方、白いレース編みのような花をさかせ、秋にはラグビーボール...
タンポポ
本には20種類ほどのタンポポが自生していて、エゾタンポポ、カントウタンポポ、トウカイタンポポ、カンサイタンポポなど、地域ごとにいろいろなタンポポが見られます。しかし、最近よく見かけるのは、ほとんどが外...
ソバ
夏に白い花がさき、その後で黒い実が実ります。その実のからを取りのぞいて、粉にしたものがソバ粉です。あれた土地でもすくすく育つことから、5世紀ごろからさいばいされ、お米があまりとれないときには、お米の代...
タチアオイ
アジアの西部で生まれ、日本には薬用として入ってきました。くきがまっすぐにのび、人間の高さ以上になります。5月から6月にハイビスカスと似た花をさかせます。昔の人は「タチアオイの花が枝の先までさくと梅雨が...