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里地・里山だいはっけん
里地・里山について
里地・里山は、はるか昔から人と自然がいっしょにくらしてきた場所。
さまざまな動植物との出会いや、昔の生活体験など、
たくさんの感動とおどろきが待っているよ。
そのほんの一部を、このWebサイトで紹介しよう。
そこから先は、ぜひ里山に行って、発見してみよう。
里地・里山って、どういうところだろう
昔の人々は、森などがあったところを切り開いて田畑をつくり、食料を得てきました。また、生長が早くて、いろいろな用途に使える木を植えた「雑木林」をつくり、そこから炭の原木や、まき、生活に必要な材などを得て、生活を支えてきました。このように、農業により生活を支えてきた場所のことを里地・里山(さとち・さとやま)と呼びます。そのうち里地は田畑や民家があるところで、里山は田畑とつながっていて、まきや炭の原木などを得る山のことです。
里地・里山は人々が切り開いたり、木を植え替えたりした場所なので、”手つかずの自然”ではありません。ところが、水田やしっ地、ため池、草地、落葉広葉樹林などのさまざまな環境が生まれたため、それぞれの場所を好む生き物や植物が、たくさん生息できるようになりました。 人が手を加えて管理をしてきた場なのに、自然が豊かになった例は世界的にも珍しいので、「里山」をローマ字で表現した「SATOYAMA」は、世界でも使われる言葉になっています。
稲刈り(いねかり)
イネの穂(ほ)がどんどん実り、田んぼは黄金色になっていきます。そして9月から10月にはいねかりの日をむかえます。いねかりの目安として「積算(せきさん)気温」という考え方があります。穂が出てから毎日の平...
かかし作り
実がどんどんふくらんでくると、カラスやスズメたちがついばみにやってきます。それを防ぐのが「かかし」です。人間が作業をしていると、鳥や動物が近づかない性質を利用したものです。かかしは竹などを十字に組んで...
出穂・開花
田の草取り
田んぼにはイネととてもよく似たヒエなどの雑草が生えてきます。そのままではイネが負けてしまうので、草取りをします。昔は田植えから10日ほど後に、「田車」という機械を使っていました。田車の底には車輪の形を...