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里地・里山だいはっけん
里地・里山について
里地・里山は、はるか昔から人と自然がいっしょにくらしてきた場所。
さまざまな動植物との出会いや、昔の生活体験など、
たくさんの感動とおどろきが待っているよ。
そのほんの一部を、このWebサイトで紹介しよう。
そこから先は、ぜひ里山に行って、発見してみよう。
里地・里山って、どういうところだろう
昔の人々は、森などがあったところを切り開いて田畑をつくり、食料を得てきました。また、生長が早くて、いろいろな用途に使える木を植えた「雑木林」をつくり、そこから炭の原木や、まき、生活に必要な材などを得て、生活を支えてきました。このように、農業により生活を支えてきた場所のことを里地・里山(さとち・さとやま)と呼びます。そのうち里地は田畑や民家があるところで、里山は田畑とつながっていて、まきや炭の原木などを得る山のことです。
里地・里山は人々が切り開いたり、木を植え替えたりした場所なので、”手つかずの自然”ではありません。ところが、水田やしっ地、ため池、草地、落葉広葉樹林などのさまざまな環境が生まれたため、それぞれの場所を好む生き物や植物が、たくさん生息できるようになりました。 人が手を加えて管理をしてきた場なのに、自然が豊かになった例は世界的にも珍しいので、「里山」をローマ字で表現した「SATOYAMA」は、世界でも使われる言葉になっています。
雑木林の手入れ 草刈り
夏、木が雑草やササなどに負けないように草かりをします。また、秋には地面に積もった落ち葉をはく「落ち葉かき」をします。昔、落ち葉かきは、落ち葉から堆肥(たいひ)を作るために行われました。現代では主に、落...
雑木林の手入れ 落ち葉かき
秋には地面に積もった落ち葉をはく「落ち葉かき」をします。昔、落ち葉かきは、落ち葉から堆肥(たいひ)を作るために行われました。現代では主に、落ち葉の下にうもれているスミレやカタクリなどの種子が、十分に光...
選別
「唐箕(とうみ)」という機械を使い、品質のよいもみと、それ以外のものに分ける作業も行いました。「唐箕」は羽根を回して起こした風力により、品質のよい重いもみ、未じゅくな軽いもみ、それよりも軽いワラやごみ...
脱穀
脱穀(だっこく)はイネの穂(ほ)からもみをはなす作業で、イネコキともよばれました。昔は鉄の歯の間にイネをいれてもみだけをそぎ落とす「千歯こき」というそうちや、「足ふみ脱穀機(写真)」などが使われました...