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里地・里山だいはっけん
里地・里山について
里地・里山は、はるか昔から人と自然がいっしょにくらしてきた場所。
さまざまな動植物との出会いや、昔の生活体験など、
たくさんの感動とおどろきが待っているよ。
そのほんの一部を、このWebサイトで紹介しよう。
そこから先は、ぜひ里山に行って、発見してみよう。
里地・里山って、どういうところだろう
昔の人々は、森などがあったところを切り開いて田畑をつくり、食料を得てきました。また、生長が早くて、いろいろな用途に使える木を植えた「雑木林」をつくり、そこから炭の原木や、まき、生活に必要な材などを得て、生活を支えてきました。このように、農業により生活を支えてきた場所のことを里地・里山(さとち・さとやま)と呼びます。そのうち里地は田畑や民家があるところで、里山は田畑とつながっていて、まきや炭の原木などを得る山のことです。
里地・里山は人々が切り開いたり、木を植え替えたりした場所なので、”手つかずの自然”ではありません。ところが、水田やしっ地、ため池、草地、落葉広葉樹林などのさまざまな環境が生まれたため、それぞれの場所を好む生き物や植物が、たくさん生息できるようになりました。 人が手を加えて管理をしてきた場なのに、自然が豊かになった例は世界的にも珍しいので、「里山」をローマ字で表現した「SATOYAMA」は、世界でも使われる言葉になっています。
ヒカゲチョウ
本州から九州の雑木林で、ふつうに見かけるチョウで、クヌギの樹液(じゅえき)が大好物です。名前の通り、明るい場所にはあまり出てきません。よう虫は雑木林の下に生えるネザサやメダケなどの葉を食べて成長します...
ベニシジミ
北海道から九州に分布する小さなチョウです。春の早い時期に現われ、秋が深まるころまで見ることができます。農地や日当たりのいい草地を好み、いろいろな花のみつをすいます。ちなみによう虫が食べるのは、スイバや...
ベッコウシリアゲ
本州から九州に分布していて、丘陵(きゅうりょう)や低い山でよく見かけます。
体がベッコウ色で、おしりをサソリのように上げている(この写真ではわかりにくいのですが)ので、こんな名前がついています。
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アサギマダラ
アゲハチョウと同じくらいの大きさのチョウで、本州や四国、九州、沖縄(おきなわ)など、日本各地で見られます。ふわふわと気持ちよさそうに飛んでいますが、とても遠くまで移動する能力を持っているので、「旅する...