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里地・里山だいはっけん
里地・里山について
里地・里山は、はるか昔から人と自然がいっしょにくらしてきた場所。
さまざまな動植物との出会いや、昔の生活体験など、
たくさんの感動とおどろきが待っているよ。
そのほんの一部を、このWebサイトで紹介しよう。
そこから先は、ぜひ里山に行って、発見してみよう。
里地・里山って、どういうところだろう
昔の人々は、森などがあったところを切り開いて田畑をつくり、食料を得てきました。また、生長が早くて、いろいろな用途に使える木を植えた「雑木林」をつくり、そこから炭の原木や、まき、生活に必要な材などを得て、生活を支えてきました。このように、農業により生活を支えてきた場所のことを里地・里山(さとち・さとやま)と呼びます。そのうち里地は田畑や民家があるところで、里山は田畑とつながっていて、まきや炭の原木などを得る山のことです。
里地・里山は人々が切り開いたり、木を植え替えたりした場所なので、”手つかずの自然”ではありません。ところが、水田やしっ地、ため池、草地、落葉広葉樹林などのさまざまな環境が生まれたため、それぞれの場所を好む生き物や植物が、たくさん生息できるようになりました。 人が手を加えて管理をしてきた場なのに、自然が豊かになった例は世界的にも珍しいので、「里山」をローマ字で表現した「SATOYAMA」は、世界でも使われる言葉になっています。
キボシカミキリ
日本にはいろいろなカミキリがいて、約800種におよぶと考えられています。そのうちの1種、キボシカミキリは、本州から沖縄(おきなわ)に分布し、クワやイチジクの木で多く見かけます。長くてしまもようの触角(...
カラスアゲハ
日本全国に分布し、海に近い平地から海ばつ2000m近い高山まで、いろいろなところで見かけます。うす暗い林を好み、「チョウ道」とも言われる一定のコースをたどって飛ぶのが特ちょうです。春にはツツジ、夏には...
カマキリ類
前あしはカマのようで、たくさんのトゲがあります。この前あしでこん虫を食べますが、大きなカマキリだとカエルやトカゲ、小鳥などを食べることもあります。また、エサが少ない場所では、共食いすることもあります。...
イチモンジセセリ
本州から沖縄(おきなわ)に分布していて、都会の公園から高原にいたるまで、いろいろなところで見られます。チョウにしてはどう体が太くて、色も地味なのでガの仲間と間ちがわれることがありますが、間ちがいなくチ...