- HOME
- 里地・里山だいはっけん
- くらし
- 端午の節句
くらし
端午の節句
3世紀の中国で始まったといわれていますが、明らかではありません。
中国では邪鬼(じゃき=たたりをする神、もののけ)を取りはらって健康をいのる日で、野原で薬草をつんだり、ヨモギで作った人形をかざったり、ショウブのお酒を飲んだりしました。
ヨモギやショウブには邪鬼を追いはらう力があると考えられていたのです。
日本でもショウブやヨモギをのきからつるしたり、ショウブ湯(ショウブの葉を束ねてかかべたふろ)に入ります。
鎌倉(かまくら)時代のころになると「ショウブ」が「尚武(しょうぶ=武道・武勇を重んじること)」を想像させることや、ショウブの葉がつるぎを連想させることなどから、男の子の節句になり、男の子の成長をいのる日になりました。
よろい、かぶと、武者人形などを室内のかざり、庭にはこいのぼりを立てるのが、ふつうの祝い方です。
こいのぼりは男の子の立身出世(出世して世の中にみとめられること)をいのって立てます。
また、この日に柏餅(かしわもち)を食べますが、おもちを包んでいるカシワという木は、新しい芽が出るまで古い葉が落ちないことから「その家が代々続く」ことを願ったものです。