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歴史
江戸時代後期
里山は各地の水田地帯で、欠かせないものになっていました。草や落ち葉は田畑の肥料になり、柴(しば=小枝や小さな雑木)は燃料になりました。
また、高木は家の補修や、かり取ったイネをかんそうさせるはさなどに使われました。さらに現金を得る収入源にもなりました。いろりやかまどの灰も、肥料として使われました。
このように里山は大活やくしたのですが、草や柴、樹木などをとりすぎたため、だんだん山がやせてきてしまいました。
そして、やせたところでも育つアカマツ林が目立つようになりました。江戸時代後期に流行した「名所図絵」という各地の風景画を見ると、人里や水田の背後には、共通して松林がえがかれているほどです。
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