ススキがないと生きられない植物です。
ススキの根から栄養をきゅうしゅうして育ちます。
そのため、光合成に必要な葉がありません。
このような植物を寄生植物とよんでいます。
ナンバンギセルの花は、8月から9月ごろにさきます。
しかし、ススキの根元でかくれるようにさくので、あまり見かけることはありません。
「南蛮人(なんばんじん=ポルトガルやスペイン人)が使っていたタバコをすう道具、キセルに似ている」ことから、この名が付いたと考えられています。