植物

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クスノキ

クスノキ

●木の特ちょう
つやのある葉を付ける常緑樹(じょうりょくじゅ)で、枝や葉に独特なかおりがあります。大きく育つので、各地で天然記念物に指定されている巨木を見かけます。常緑樹ですが、葉のじゅ命は1年ほどで、春に新葉が出ると同時に古い葉が落葉します。そのため新緑が美しく、「楠若葉(くすわかば)」とよばれます。

●里地・里山で植えられているところ
よく神社に植えられ、ご神木とされているものもあります。また、樟脳(しょうのう)をとるために植えられた木もあります。

●材木の利用
古代には丸木船の材料に使われました。やがて防虫効能があるため、家具や仏像などに使われるようになりました。また、内そう材、社寺建築などの建築用材、建具、器具、楽器、などにも用いられてきました。また、昔はクスノキの材や根を蒸留(じょうりゅう)して、防虫効果のある樟脳(しょうのう)を得ていました。しかし、合成樟脳が出回っるようになったため、今ではクスノキから作る天然樟脳は、ごくわずかしか流通していません。

●木についての言い伝え
木の全体から独特なかおりがあるので、「臭し(くすし)」が名前の語げんだと言われています。また、各地に名前がわからず、「ナンジャモンジャ」と言われている木がありますが、ほとんどはクスノキです。

  • クスノキ 写真[1]

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