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環境問題
小落差発電
みなさんは写真のようなしせつを見たことはありませんか?しせつの正体は水力発電所です。 水が落下するときのエネルギーにより発電機を回して発電を行います。 水は自然界に存在するエネルギーであり、発電に燃料を使わないので、比かく的、環境にやさしいエネルギーと言えます。そのため、もっと小さな落差で発電する取り組みも各地で進められています。
その一例として、「黒森自然エネルギー推進(すいしん)協議会」での取り組みをしょうかいしましょう。
山梨県(やまなしけん)北部に黒森地区という集落があります。
水しげんが豊かな地いきなので、地いきの人たちと、NPO、東京農工大学が共同して、小さい落差を利用した発電に取り組むことになりました。
2006年10月19日?20日の2日間、「みずがきランド」というしせつの前の水路で、水力発電機の設置工事が行われました。そばどころの石がきを利用し、約4.5メートルの落差を確保したもので、水力発電機は直径300mmのパイプの中にセットされています。
発電された電気は、手打ちそばをゆでるために使用しています。そばどころのへい店後は、みずがきランドのおふろをわかすのに使用されているとのことです。このような山ろくの小川や、用水路といったわずかな水流で発電するしせつのことをマイクロ水力発電といいます。発電量は少ないものの、環境負荷が少ない発電方式なので、注目を集め始めています。
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