環境問題

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まきの利用

まきの利用 まきとなる木は、主に雑木林のコナラやクヌギです。 これらの木は一度ばっ採しても、切りかぶからまた芽が生えてきて、15年?20年でばっ採できる大きさに育ちます。
つまり人間が管理を続けている限り、「木を切る→まきとして利用する→木を育てる→木を切る」というサイクルを保つことができるので、いつまでも得られることができるのです。
燃料としての効率や、入手のしやすさは石油などの化石燃料に負けてしまいますが、「ほりつくしたら終わり」ではないので、心強いですよね。
このような樹木(じゅもく)から得られる再生可能な資げんのことを「木質バイオマス」と言います。
まきなどの木質バイオマスを燃やすと、地球温暖化(おんだんか)の原因とされている二酸化炭素が発生しますが、大気中の二酸化炭素量を増やすことにはなりません。
というのも木は水と二酸化炭素を取りこんで、光合成を行って生長します。
つまり、もともと地上にあった二酸化炭素をきゅうしゅうして育ち、燃やしたときにはきゅうしゅうしていた二酸化炭素をはい出するだけですから、大気中の二酸化炭素量を増やすことにはならないのです。このような考え方をカーボンニュートラルといいます。
これに対して地中からほり出した石油や石炭などの化石燃料を燃やした場合、地上にはなかった二酸化炭素がはい出されることになります。しかも便利だからといってたくさん採くつされて燃やされているので、どんどん二酸化炭素が発生しています。そのため大気中の二酸化炭素が急に増え、問題になっているのです。

  • まきの利用 写真[1]

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