環境問題

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消える里地・里山

消える里地・里山 写真は横浜市緑区三保町にお住まいの杉崎由直さんが、自たくのうら山から「薬師谷戸(やくしやと)」という地いきをとったものです。田んぼを雑木林が囲んでいる風景は、昭和58年の秋の風景。そして、家々が立ちならぶのは、2007年に同じ場所からとった風景です。 みなさんはきっと、「こんなにも変わってしまうの?」と、おどろくことでしょうね。でも、これは日本の各地で起きていることなのです。 1960年代になると、化石燃料がふきゅうしたため、雑木林からまきや炭などのエネルギーげんを得ることが少なくなってきました。また、農家の人たちの高れい化と、後けい者不足により、農業を続けたくても続けられなくなってしまいました。そのため、里地・里山は使われなくなり、その多くが開発され、住たく街やゴルフ場などになってしまいました。 里地・里山がなくなると、多くの生き物がすみかを失います。食べ物の自給率も下がる一方です。生き物にとっても人間にとっても、とても大切な空間がどんどん消えているのが実態(じったい)なのです。

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