山でさくユリなのでヤマユリです。
日本の北海道と北陸地方をのぞく、近畿(きんき)地方より北の山地で見られます。
7月から8月ごろに白くて強いかおりの花をさかせます。
その美しさから1873年にウィーンの万博でしょうかいされ、ヨーロッパで注目されるようになりました。
それをきっかけにユリの球根は日本の重要な輸出品になり、大正時代まで輸出が続きました。そしてヤマユリから、たくさんの園芸品種がつくられたのです。