ニホンザルは本州、四国、九州など、広い範囲で見られます。サルの仲間はふつう熱帯域や温帯域に分布しているので、雪が積もる地域に生息しているニホンザルは世界的に珍しく、英名では「Snow monkey」と呼ばれています。普通は20~80頭ほどの群れをつくって、山林で生活しています。また、群れで10~20㎢程度の範囲を移動しながら食べ物などを探します。最近は人里に下りてきて畑の作物を荒らしたり、人間に危害を与えたりすることが増えてきてしまいました。