流れる水の力で回る水車は、昔はモーターのような役わりをしていました。
田んぼに水をあげたり、お米を脱穀(だっこく)したり、そば粉をひいたり、ねん糸機(糸をよりあわせる機械)を動かしたりと、さまざまなようとで使われてきました。
水車を作るのはむずかしく、昔は「水車大工」というせん門の大工さんがいました。
力がかかるじくの部分には、固くて強いカシを使い、輪の部分には水につよいヒノキを使うなど、材料を使い分けていました。