本州の中部から北海道にかけての、山あいのしめったところに生えています。
現在から約5億年ほど昔の古生代という時代には、すでに地上に生えていたと考えられています。
くきが砥石(といし)のような役わりをし、昔の人はツゲという木で作ったクシの歯や、つめなどをみがくのに使ったといわれています。
このようにものを研ぐことができるので、「砥草(とくさ)」とよばれるようになりました。