100回 プラスチックボトル
バイオプラスチック
今、使われているプラスチックはとても便利(べんり)なものです。でも石油から作られており、くさらずそのまま残(のこ)ってしまうことで、ポイすてされて細かくなり、海の生き物がエサと間違(まちが)えて食べてしまったり、もやすと地球温暖化の原因(げんいん)となる二酸化炭素(にさんかたんそ)を出したりと、どんどん問題になってきています。
バイオプラスチックとは、一度使ったらなくなってしまう石油とちがい、二酸化炭素をきゅうしゅうして育つ植物など再生可能(さいせいかのう)なものから作り、目に見えないくらいの小さな生き物(微生物(びせいぶつ))の働(はたら)きにより、すてても二酸化炭素と水までに分解(ぶんかい)されて大丈夫(だいじょうぶ)な「生分解性(せいぶんかいせい)プラスチック(グリーンプラ)」と、もやしてもきゅうしゅうした二酸化炭素が放出するだけで地球温暖化の原因にはならない「バイオマスプラスチック」、この2つをあわせてバイオプラスチックとよんでいます。
みんなが大人になるころにはバイオプラスチックが身近なものになっているでしょうし、そうならなければならないと思っています。
<参考文献>
・トコトンやさしいバイオプラスチックの本/日本バイオプラスチック協会 編/日刊工業新聞社
・日本バイオプラスチック協会ホームページ
つやまあきひこ<環境漫画家&イラストレ~タ~>
広島県出身、現在は千葉県在住。
小学生の頃から漫画を描き始め、大学生時代に少年漫画誌の漫画賞を受賞するが、描きたいテーマが見つからず、いったん就職。
ダイオキシン対策の仕事に関わったことがきっかけで、地球環境問題に興味を持ち始める。
2000年10月に環境漫画家&イラストレ~タ~として独立。小学生のみんなの縁の下の力持ちになってあげるような環境漫画を志向しながら活動中。
つやまあきひこHP「21世紀絵コロジ~」 http://www.21eco.net/